ナサニエル・ホーソーン(Nathaniel Hawthorne、1804年 – 1864年)はアメリカの小説家。
岩波文庫の『七人の風来坊』(The Seven Vagabonds)はタイトル作のほか、『人面の大岩』(The Great Stone Face)、『ハイデガァ博士の実験』(Dr. Heidegger’s Experiment)、『デイヴィッド・スウォン』(David Swan)、『泉の幻』(The Vision of the Fountain)の四編を収録。
『七人の風来坊』 – “The Seven Vagabonds”
18歳の語り手が旅の途中で雨宿りをした馬車の中で、6人の旅芸人たちと出会います。人形使い、本売り、音楽家夫婦、インディアン、物乞いの老人など、様々な職業の人々です。語り手は彼らと一緒に旅をすることを決めますが、突然キャンプミーティングが中止になり、一行は解散してしまいます。
『人面の大岩』 – “The Great Stone Face”
山の岩肌に人の顔のような形をした「人面の大岩」がある谷に、アーネストという少年が住んでいます。伝説によると、いつか岩の顔に似た偉大な人物が現れるとされていました。アーネストは成長しながら、次々と現れる候補者たちを見極めていきます。最終的に、アーネスト自身が岩の顔に最も似た人物であったことが明らかになります。
『ハイデガァ博士の実験』 – “Dr. Heidegger’s Experiment”
ハイデガァ博士が4人の老人を招き、若返りの水を飲ませる実験を行います。一時的に若返った4人は、かつての過ちを繰り返してしまいます。博士は人間の本質は変わらないという結論を出しますが、4人は若さを求めてフロリダへ旅立つことを決意します。
『デイヴィッド・スウォン』 – “David Swan”
20歳のデイヴィッドが、ボストンへの旅の途中で木陰で眠ってしまいます。彼が眠っている間に、富、愛、死の3つの機会が彼のそばを通り過ぎていきますが、デイヴィッドはそれらに気づくことなく目覚めて旅を続けます。
『泉の幻』 – “The Vision of the Fountain”
若い語り手が、村の泉に美しい少女の幻影を見ます。彼はその幻影に魅了されますが、再び見ることができません。村を離れる直前に、その少女が実在の人物(村長の娘レイチェル)であったことを知ります。この物語は、若者の理想化された恋愛感情を描いています。


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